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コスモポリタンなカナダは治安のよさもあり、世界中から留学生もやってきます。
でも、いくら治安が良いとはいえ実際問題その留学生を狙った犯罪があるのも事実。
万が一の時に「これってもしかして…」と落ち着いて対処できるための一般的な情報をご紹介。
図書館
カナダの公共図書館は、図書閲覧だけでなく自習用の机をずらりと備えています。
バンクーバーやトロントといった留学人気エリアの場合、地元の人に加えて留学生も利用するので、時間帯によっては何百席もあっても満席状態ということもありえます。
何かと便利な図書館ですが人が集まる分、軽犯罪も多いのが実情です。特に多いのが↓。
置引き(特にトイレに行くとき)
スリ(椅子の背もたれに上着を掛ける場合)
また女子留学生にありがちなのがナンパ行為。
単純にナンパしてくる人もいるが、詐欺目的で近づいてくる人もおり被害届けもあるそうです。
尋ねもしない電話番号を一方的に教えてくる相手もいるかも知れませんが、教えることはないようにご注意あそばせ。
そもそも図書館のような人の多い場所では、大部分の人は危険とは無関係なわけですが、
その分、当事者になった場合は「まさか」という気持ちの被害者が大半だと思います。
タイミングや運ひとつで被害者になりかねないわけですが、常日頃から出来ることと言えば自衛意識を持つことで、それは街中でも一緒だと思います。
物乞い
バンクーバーやトロントなど大都市では、
街中で突然の不幸な身の上話をしてくる、いかにも胡散臭い人(男性に多いと思う)もいます。
大概同情を誘おうと話しかけるのですが、要は「金を貸してほしい」といった類です。
この手の対処法は、まともに相手するより、サバイバルコミニュケーションで必要十分。
留学中とは言え「英語が分からない」ジェスチャーに加えて日本語で「わかりません」と単刀直入に言った方がいいと思います。
英語を使うのも、外国人であるメリットを活かすのもケースバイケースというわけで。
治安の悪いエリア
E Hastings.St(東ヘイスティングストリート)という通りが、バンクーバーのチャイナタウン近くにあります。
第2次世界大戦前は活気があったエリアですが、大戦中は日系移民の隔離エリアに使われたこともあり今では昔の面影はない寂しげなエリアです。
実は、このエリアはバンクーバー留学生にとって、危険エリアのひとつとして常識です。
同じヘイスティングストリートでも、W Hastings.St(西側)は在バンクーバー総領事館もあるオフィス街でスタンレーパークにかけてハーバーフロント沿いに遊歩道もあり治安もよいので、えらい違いの感があります。
トロントの場合、例えばKennedy(ケネディ)やFinch(フィンチ)はストリートギャングやドラッグで悪名高いエリアです。Finchはアジア系移民も多く、留学生やワーホリメーカーも少なくないエリアだと思いますが、2004年春にはトロント市警がのストリートギャングを一斉検挙したこともあります。
とは言え、どの街にせよ多くの一般人が日常生活をしており、一概に危険というのはナンセンスで、
夜間の一人歩きを控えるとか自衛しながら、たいていの人は安全に住んでいると思います。
しかし、外国人だからみえない危険性もあり、なかにはガラリと雰囲気が変わるエリアがあるのも事実です。
例えば、バンクーバーのE Hastings.Stの場合、車の窓からみても「怖い」雰囲気が伝わるかと思います。
面白半分で歩けば、ありえない事件に巻き込まれる可能性も高いので危険です。
そういう危険エリアについては、現地の学校エージェントや学校の先生、ホストファミリーに聞けば分かります。
この点、時間帯による治安の違いなど現地生活者しか分からないこともあるので、最近留学生が巻き込まれた事件とか話の切り口にもなるかと。
個人的には、カナディアンと日本人の感覚の違いもあったりと、最終的には本人の危機回避センスに頼る部分は多いと思います。
カナダ生活に慣れるにつれ危機意識も肌につき適応すると思いますが、行動範囲を広げる場合には必ず危機意識もご一緒に。
ちなみに、日本人が巻き込まれた事件・事故については、
特に現地の日系フリーペーパーがとりあげるので、カナダ生活中は要チェック。
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