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学校とホームステイ先や図書館などが、主な行動パターンになりがちな留学初心者の場合、
現地のフリーペーパーのクラシファイドと呼ばれる紙面掲示板のようなものをチェックすると、行動範囲を広げる可能性が大きい。
現地発行のクラシファイドは、口コミの情報源としても大きいため、実は人づての情報の出所だったりする。
特に、カナダで仕事やアルバイト探し・チューター探し・ボランティアなどの情報収集に使えるネタ。
まさに知らなきゃ損しかねない眠れるチャンスの1ページというわけで。
そちぷの場合、クラシファイドで見つけた「WEBページ作成に興味ある方募集」に目がとまり、さっそく連絡を取りました。
メールで数回やりとりし、自己紹介・略歴を交換し、実際に会いました。
それで出会ったのが、バンクーバーの土産物サプライヤーの日系移民の方でした。
2002年から2003年にかけて、SARS騒動のあおりを受けたバンクーバーの土産物業界は、軒並み売上げ70%ダウンとなったそうです。
その日系移民の方が勤めていらしたのは、社長と社員合わせて数名という零細企業でしたが、
大げさに言えば、そこの販売力促進と販売路線の拡大のための募集だったのです。
やりとりした数度のメールから、ビジネスレベルの話をしたいと判断されたとの事です。
逆に、文面から個人ホームページのお手伝いレベルと考えていたそちぷは、最初驚きました。
とはいえ、めったにない面白そうなチャンスだったので、その後も何回かMTをしてアイデア交換しました。
ところで、日本では外国キャラのほとんどの販売権が、ソニプラにあることをご存知でしょうか。
ソニプラ以外では売っちゃいけないことになっているそうです。
ところが、カナダの場合、日本ほどキャラの販売権がギチギチになっていないそうです。
だから、ソニプラで売られていてカナダで人気が出そうなキャラ(アジア・ヨーロッパ系)でも、売るチャンスがあるそうです。
そこで、そういう方向でも進み、話がどんどん大きくなっていきました。
本当に募集していたのは「WEBページ作成に興味ある方」ではなく「WEBビジネスに興味ある方」もしくは「WEBビジネスを手伝ってくれる方」だったのです。
話が進むうちに、役割分担や報酬の話などつっこんだ話になりました。
「何が出来るのか」「何をしたいのか」「どういうメリットが欲しいのか」といった感じで進めましたが、
結局最後は、色々おもしろい話とアイデア交換だけして、お互いの都合があわずに終わりました。
その後しばらくして、トロントで語学留学中に知り合ったカナダ人の雑貨店オープン準備に立ち会うチャンスがありました。
ちなみに、そのカナダ人ともクラシファイドでコンタクトをとりました。実は、そちぷのチューターの1人です。
留学生が留学期間に知り合える人の数というのは限りがあります。
留学期間という制約のなかで、各々の好奇心・社交性とかによってまさに十人十色。
実り多き留学にするため、是非積極的な行動を。クラシファイドもご活用を。
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