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英語留学の地として世界的に人気の高いカナダは、移民大国という一面を持っています。
さらにカナダ国内でもエリア毎に特徴があり、この点がホームステイと関係します。
例えばバンクーバーの場合、中華街・リッチモンドの華僑エリアや、サーレーのインド人エリアなど、他にもフィリピン系や韓国系カナダ人が多くすむエリアがあり、カナダ全土と比べてもアジア系移民の割合が一番多い。
参考:カナダ国勢調査結果 Canadian Statistics (2001 Census)
トロントの場合はさらに多国籍。
ダウンタウンに隣接する中華街・リトルイタリー・ポルトガルタウンだけでなく、郊外にはウクレニアンタウンやグリークタウンなどヨーロッパ移民たちが作り上げたエリアも分布しており、お店で英語以外にも母国語の値札を見ることもあるかと思います。
必然的に、カナダでホームステイする場合、移民がホストファミリーというケースが多くなります。
フィリピン系カナダ人宅・シンガポール系カナダ人宅・ポーランド系カナダ人宅、といったそちぷ自身の経験のように。
そこで気になる点が、移民の話す英語。
カナダといえば、「訛りのないきれいな北米英語」というキャッチコピーもありますが、
ホームステイに関して、「ホストファミリーのバックグランド次第」です。
この事は、例えば華僑は中国語の訛りが、必ずあるというわけではなく、
英語圏で育ったり、留学経験が長い人は、母国語の訛りがない人もいるという意味です。
あくまで家族それぞれといった感じで、実際、そちぷのビクトリアのホストファーザー(シンガポール系)が典型だと思います。
本人曰くRoyal Englishというイギリス仕込みの英語は、まさに「訛りのないきれいな英語」で、
カナダ滞在中にきいた一番きれいな英語のひとつでした。
反対に、英語留学のホストファミリーにはなりえませんが、現実に、何年すんでいても英語なしで生活している人もいます。
ホームステイを紹介する業者・学校はその点も考慮して、留学生にステイ先を紹介するわけですが、
そもそもカナダの持つ移民大国という特性を知っておくに越したことはないと思います。
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