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物価はカナダ国内でも異なり、地域ごとに相場の金額も違います。
カナダ一物価が高いトロントの場合、特に「1ヶ月の定期代」と「ホームステイ費」で他の地域を圧倒しています。
ビクトリアと比べた場合、その差額は、半年なら日本への片道フライトに相当するくらい違います。
さらに公共交通の運賃に関しては、カナダ全体として、毎年少しずつ値上げ傾向が続いています。
メトロ・ストリートカー(ちんちん電車)・バスを公共交通とするトロントの場合、2004年9月時点で1ヶ月の定期券は約100ドル。
それに対して、バスしか走ってないビクトリア(学割)はその約半額。
ホームステイ相場に関しても、トロントはバンクーバー・ビクトリアなど西カナダ相場700C$に対して800C$とこれまた高い。
結局この2つだけでも、半年で900ドル近い差額になるので、日本への帰国便くらいまかなえる計算。
あと、高くつくのがタバコ。日本と比べると相当高く、経済的理由から禁煙路線にいく人も多い。
それ以外、フィルムや電池が高いという話もありますが、支出に占める割合をみれば、留学費全体へのインパクトはさほどないかと思います。
それよりも「住居費」「学費」「交通費」の3点セットをしっかり整理した方がいいかと思います。
特に自力留学では、物価の地域格差は馬鹿に出来まへん。
プランニングの際には是非ご注意を。
ちなみに、物価がカナダ一高いトロントでもいいところはけっこうあります。
そのひとつが、トロントの各駅などで置かれている無料の新聞「metro」。
metroはA3版のフリーペーパー(約30ページ)で、市販の新聞より紙面は少ないですが、毎日のニュース(政治・経済・文化・スポーツなど)だけでなく映画のプレビューや就職相談などの記事が掲載されていました。
月100ドルの定期でも、1ヶ月分の新聞代を含んでいると思えば多少ましな気分になりました(笑)。
ちなみに、モントリオールにはフランス語版metroがあります。さらにトリビアとして、韓国ソウルにもありました。ハングル版が。
発見した時、おぉ!と思いましたよ、えぇ。
ソウル出身の韓国人学生との話のネタになると思いますよ。
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